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Fitbit Versaでは歩数や心拍数、睡眠の質等のフィットネスデータを測定したり、スマートフォンの通知を確認したりする他に、専用のアプリをインストールして機能を追加することが出来ます。
Fitbit公式のアプリ以外に、サードパーティ製のアプリもたくさんありますが、別途サービスを申し込む必要があったり、アプリの説明が英語で書かれていたりする事が多いです。
アプリの機能について、日本語で説明しているwebページ等も殆ど無い為、使いこなすのが難しい面があります。
そこで、実際に自分が使ってみて有用だったアプリ7つをご紹介します。
おそらく、9/24に発売されるFitbit Versa2でもVersa用のアプリをそのまま使用出来ると思いますので、購入を検討されている方は、ぜひご覧下さい。
目次
Fitbit Versaのアプリインストール方法
まず、Fitbit Versaにアプリをインストールする方法からご紹介します。
スマートフォンのFitbitアプリを開き、ホーム画面の左上にあるユーザーアイコンをタップして下さい。
アカウント画面が開きますので、デバイスの中からVersaをタップします。
Versaの管理画面が開くので、アプリを選択するとアプリ管理画面に移行します。
アプリ管理画面では、大きく分けて「マイアプリ」と「全てのアプリ」の2つがあり、「マイアプリ」は既にインストールしているアプリの一覧、「全てのアプリ」は新しいアプリを検索するアプリストア画面になります。
新しいアプリをインストールしたい場合は、「全てのアプリ」からインストールしたいアプリを選択し、それぞれのアプリ詳細画面で「インストール」を選択すればOKです。
既にインストールしているアプリをアンインストールしたい場合は、「マイアプリ」からアプリを選択して、同じように「アンインストール」を選択します。
おすすめアプリ
タイマー
Fitbit公式のタイマーアプリです。
スタートしてからの時間を計るストップウォッチ機能と、設定した時間が経過したらバイブレーションで知らせてくれるタイマー機能があります。
カップラーメンにお湯を入れて3分計る時とか、ランニング等の時間を計るのに良いと思います。
スマートフォンでも同様のアプリはたくさんありますが、Versaならスマートフォンを取り出さなくても使用出来るので、何気に便利です。
天気
Fitbit公式の天気アプリです。
AccuWeatherから提供された天気予報が表示されます。
気温、湿度、降水確率、2時間毎の天気予報、週間天気予報等が確認出来ます。
こちらもスマートフォンで同様のアプリがたくさんありますが、Versaなら思いたった時にすぐ確認出来ます。
To Do List
To Doリストの作成、確認が出来るサードパーティ製アプリです。
アプリの設定画面から、To Doリストの内容を編集出来ます。
Versaからは、上記で編集されたTo Doリストが表示され、終了した項目にはチェックを付けることが出来ます。
買い物メモ等で使用すると、帰ってきた後に「あれ買うの忘れてた!」とならずに済みますよ。
Calculator
シンプルな電卓アプリ。
Versa用のアプリでは、同じ名前の電卓アプリが複数ありますが、それぞれ微妙に使い勝手が異なります。
個人的には、このアプリ(アイコンの画像で識別して下さい)が最も使い易いと思います。
このアプリは、「+」、「-」、「✕」等の記号は画面を切り替える必要がある代わりに、数字ボタンの大きさが大きくなっています。
その為、Versaのディスプレイサイズでも押し間違いが起こり難くなっています。
FlashLight-Simple Flashlight
シンプルなフラッシュライトアプリ。
このアプリを起動すると、Versaの画面が白く発光しフラッシュライトの代わりになります。点滅パターンに切り替えることも出来ます。
手元にライトが無い時や、災害等で暗い所に閉じ込められたりした場合に有用だと思います。
Calendar
シンプルなカレンダーアプリ。
「○○日は何曜日だっけ?」、「来週末は何日?」といった時に、すぐに確認することが出来ます。予定を書き込むような機能は無いので、純粋に日付を確認する用ですね。
咄嗟に確認が必要な場合に有用です。
switchr
おそらくVersa用のアプリで一番便利なのが、この「switchr」です。
このアプリの機能を端的に説明すると、IFTTTのWebhookトリガーをVersaから起動することが出来ます。
IFTTTが何かご存知無い方からすると、上記の説明では意味が分からないと思いますので、噛み砕いて説明します。
このアプリは、Versaのディスプレイに表示されるボタンを押すことで、家電の電源をON/OFFしたり、メールを送信したり、TwitterやLINEを送信したりすることが出来るのです。
ただ、アプリの説明が英語で記載されており、必要な設定も少し複雑なので、使い方を把握するのが難しい面があります。
そこで、これから「switchr」の使い方をご説明します。
switchrの使い方
IFTTTとは
「switchr」は「IFTTT」というwebサービスと連携して動作するアプリです。
その為、「switchr」の使い方を理解するには、まず「IFTTT」が何であるかを知る必要があります。
「IFTTT」とは、様々なwebサービス(SNS、Gmail、Dropbox 等)同士を連携させることが出来るwebサービスです。
例えば、Twitterで新しい人にフォローされたら、Gmailに通知メールを送信するといったような事が出来ます。
下記の様式に沿った「レシピ」と呼ばれる組み合わせを作成する事で、webサービス同士を組み合わせる事が出来ます。
this:きっかけになる内容(例:Twitterで新しい人にフォローされた)
that:行動(例:Gmailに通知メールを送信する)
レシピの「this」の部分に選択したきっかけが発生すると、「that」の部分に選択した行動が実行されます。
「switchr」の場合は、IFTTTのレシピである「if this then that」の「this」の部分に「Webhook」というものが入ります。
「Webhook」はレシピ毎に設定される特定のURLに指示が届くと、トリガーを起動(きっかけになる内容が発生した)する事が出来るというものです。
これを「switchr」で使用すると、以下のような流れになります。
- Versaのディスプレイに表示されるボタンをタッチする。
- 「Webhook」のトリガーが起動される。
- IFTTTのレシピで「that」に選択していた内容が実行される。
switchrの設定方法
まず、IFTTTで「switchr」から起動したいレシピを作成します。
「if this then that」の「this」の部分に「Webhook」を入れて、「that」の部分に実行したい内容を選択して下さい。
「Webhook」の場合、レシピのイベント名(名前みたいなもの)が指示を送るURLに含まれるので、アルファベットのみで記載した方がエラー等が発生し難くて良いと思います。
次に、「Webhook」の画面を開き、右上にある「Documentation」をクリックします。
すると、「switchr」で指示を送るURLが確認出来るようになります。
黒い四角形の部分が、個人毎に割り当てられるアドレスです。
「switchr」で指示を送るURLは、赤枠で囲んだアドレスの黄色下線部分({event})を作成したレシピのイベント名に置き換えたものになります。
ここまで下準備が出来たら、Fitbitアプリに戻ります。
「switchr」の設定画面(マイプリからアクセス出来ます)を開き、「Button One」の下にあるURL欄(黒い四角形の部分)に、先程確認したURLを入力します。
Button Nameは、Versaのディスプレイ上に表示される文字なので、自分が分かるような名前を入れてもらえばOKです。こちらはアルファベットに拘らなくても特にエラー等は発生しないようです。
Button Colorも自分が好きな色を選択して下さい。
これで、「switchr」の設定が完了しました。
あとは、Versaから「switchr」を起動すると、写真のようなボタンが表示されますので、こちらをタッチすると「that」の部分に設定した内容が実行されます。
「switchr」では最大4つまでボタンを作成する事が出来ます。
(2つ目以降は、それぞれButton two以降の部分に同様の設定を行って下さい)
最初の設定は少し面倒ですが、一度設定してしまえばタッチひとつで様々な操作を行う事が出来る為、工夫次第で使用用途は無限大です。
「switchr」はとても便利なアプリなので、ぜひ使ってみて下さい。
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