この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。
立って作業をすることは健康に良く、とても効率が良いことが分かっています。
デスクワークなら殆どの方が座って作業されていると思いますが、長時間座り続けることのデメリットと、立って作業することのメリットが明らかになっています。
なぜ立つことが健康で効率が良いのか、その理由を知ってあなたも生活を変えてみませんか?
目次
①長時間座っていると心臓病や糖尿病のリスクが高まる
長時間座っていると心臓病や糖尿病のリスクが高まります。
座っている時間と健康状態に関するメタ分析があります。
メタ分析というのは、過去に行われた複数の研究結果をまとめて解析する方法のことです。要するに1人の意見ではなく、いろんな人の意見を聴いてまとめる分析手法のことですね。
研究分野では最も質の高い根拠とされています。
このメタ分析で、「座っている時間が最も長いグループ」を「座っている時間が最も短いグループ」と比較したところ
- 糖尿病リスクが112%増加
- 心血管疾患(心臓や血管などの循環器の病気)リスクが147%増加
- 心血管死亡(心筋梗塞や狭心症)リスクが90%増加
- 全死因死亡リスクが49%増加
という恐るべき結果が出ました。
つまり、座っている時間と心臓病や糖尿病のリスクには相関があり、座っている時間が長いほどリスクが増えていくということなのです。
②立って勉強や仕事をすると生産性が高まる
立って勉強や仕事をすると生産性が高まることが分かっています。
コールセンターを対象として、「スタンディングデスク(立った状態で作業が出来る机)を使ったグループ」と、「座ったまま仕事をしたグループ」で、生産性を比較した研究があります。
その結果、「スタンディングデスクを使用したグループ」は、「座ったまま仕事をしたグループ」と比較して毎日の生産性が約45%向上するということが分かりました。
また、座った状態で勉強していて気づいたら眠っていたという経験は、あなたにもあるのではないでしょうか? 座ってじっとしたまま作業をしていると、どうしても眠くなるものですが、立って勉強していれば眠くなることもありません。
つまり、立って勉強や仕事をした方が集中力も上がってとても捗るのです。
③立つことは腰痛予防になる
立つことは腰痛予防になります。
座っている方が腰に負担がかかっていないように思われるかもしれませんが、実はそれは違います。
立っている時は、下半身で上半身の体重を逃がすことが出来るので、そこまで腰に負担がかかりません。一方、座ってしまうと下半身で体重を支えることが出来なくなる為、上半身の体重がズシッと腰を圧迫することになります。
実際、立っている時の腰の負担を「1」とすると、座っている時の腰の負担は「1.5」くらい(姿勢によります)と言われています。
その為、座っている時間をなるべく短くして、腰に負担をかけないようにすることが腰痛予防になるのです。
立って勉強や仕事をするなら、このスタンディングデスクがオススメ
立つことが良いと分かっていても、最初の頃は足が疲れたりすることもあると思います。そんな時の為にスタンディングデスクは昇降出来るタイプが便利です。
このスタンディングデスクは昇降式の中ではお手頃価格な上、ガス圧式なのでワンタッチで簡単に高さを調節することが出来ます。
(高さ調節機能のあるイスみたいな感じです)
※メーカーの紹介ムービーです。昇降の様子などが分かりやすいと思います。
普段はスタンディングデスクとして使い、ゆっくりリラックスしたいような場合は普通の机くらいの高さにするといった使い方も出来ます。
足にキャスターも付いているので、必要な場所へ移動させることも簡単です。
立って勉強や仕事をするメリットは充分ご理解して頂けたと思います。スタンディングデスクを取り入れて生活を変えるかどうかは、あなたの自由です。
コメントを残す