【ネタバレ含む】幼女戦記 12巻 レビュー

幼女戦記12 レビュー

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カルロ・ゼン (著), 篠月しのぶ (著)

ぜーとぅーあ【ゼートゥーア】

世界の敵。詐欺師。ブラック上司。帝国軍大将。

後世の辞書にはきっとこう書かれているだろうと思う程に、ゼートゥーア大将大活躍の巻。
「幼女戦記」ではなく、「ゼートゥーア戦記」でも良いかもしれない12巻をレビューしていきたいと思います。

見開きのイラストページは、「妖精を愛でたいとても丁寧な人」ことロリヤと、ゼートゥーア大将。
おっさんのイラストしか出てこないライトノベル(著者いわく)というのも、なかなか珍しいのではないでしょうか?

 

ストーリーに関しては、なにぶん11巻が1年前だったもので、どんな展開だったか忘れておりましたが、そうルーデルドルフさんがお亡くなりになった所でしたね。

ルーデルドルフ存命中はイルドア侵攻に反対していたゼートゥーアが、突如としてイルドア侵攻作戦を行った理由が明かされたましたが、この人本当に恐ろしいですね。

第二次世界大戦(劇中の歴史では、世界大戦は今次大戦が初ですが)中に、戦後秩序(冷戦構造)まで視野に入れ、連邦との釣り合いを取る為に敢えて合衆国の参戦を促すとは……

 

ターニャは転生前の記憶、魔導師としての才能(早熟)、エレニウム95式でもってチートといえる活躍をしていますが、ゼートゥーア大将は完全に己の才覚のみで世界を翻弄。
行動の動機も愛国心(または世界を相手にした無理心中)ですし、もうゼートゥーア大将が主人公なのでは……

 

本来の主人公(ターニャ)は、倒産間近の会社(帝国)から何とか逃げ出すべく、転職活動の好機を伺っていますが、帰還取り消しから「残業」(味方への追撃を防ぐ為の殿軍)を命じられる始末。

戦闘では常に多大なる戦果をもたらしているものの、己の思うようにはいかず、むしろゼートゥーア大将の信任がどんどん厚くなって一蓮托生の様相になっているような……
どうしてこうなった!?

 

今巻でイルドア方面の戦闘はとりあえず終了。
ロリヤが冬季攻勢発動を主張していますし、13巻は再び対連邦戦となることでしょう。

妖精を愛でるタイムリミット(育ちきってしまう)に焦るロリヤとの対決になるでしょうし、せっかく今巻の表紙では笑顔だったターニャも暗い表情になる可能性大ですね。

あとがき曰く、次巻以降は「幼女を主人公としたゆるふわ日常モノ」(笑)を目指すとのことですが果たして……
(次はぜひ1年以内に発売お願いします)

カルロ・ゼン (著), 篠月しのぶ (著)

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